先日、ある研究所から論文が送られてきました。それを読んだらビックリ!!
世界的な農業国であるオランダでは、我が村とは比較にならないぐらい家畜のふん尿が問題になってるらしい。それで実施されているのが「ミネラル収支システム(Minerals
accounting system:Minas)」という政策です。
ミネラル(栄養素)っていっても、この図のように、「窒素(N)」と「リン(P)」の量をコントロールします。窒素とリンは、土地の植物が吸収できる量を超えて投入すると環境を汚染するので、農場へ入る量と農場から出ていく量を記録して、水系や土壌に流れ出す過栄養分を管理しよう、というもの。
記録した資料は、政府に提出しなければなりません。そして、農場から出ていく量が多くある場合には、罰金! じゃなくて課徴金を農家が払わなくてはならないそうです。
出ていく量を減らすために、「家畜ふん尿処理契約制度」というのを政府が用意しています。加工業者に引き渡したり、国内でゆとりのある農家へ分配したり、あるいは、輸出したりすることになります。
この制度自体は、1987年からはじまって、少しずつ進められ、2001年からすべての農家に適用、「家畜ふん尿処理契約制度」が2002年からはじまったそうです。
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