町が事業を行っていくためには、住民の方々の理解を得ることは必須！　農業集落排水を取り入れるためには、住民、特に、農家の方々の理解を得なくてはならないわ。それにはまず、農業に効果があるということをわたしがしっかり説明できなくては！

農林水産省農村振興局整備部防災課のページによると、農業用水の汚濁による被害面積は、下のグラフのようになります。昭和45年をピークに被害面積は減少していますが、都市汚水、つまり、生活排水等がしめる割合はどんどん上昇しています。平成7年のデータでも80%以上の被害面積が生活排水等によるものです。

左のグラフは、農業集落排水施設の整備により、農業用水等の水質がどのぐらい改善されたかを示すものです。水質汚濁の指標であるBODやSSが、大幅に改善されていることがわかります。 農業への被害が減るのはもちろんのこと、用水が流れている周辺環境もよくなるはずですし、用水が流れ込む河川、あるいは、その流域へもよい影響を与えられるはずです。