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汚泥の効果
 

 

 

汚泥を農地に還元することでどんな効果があるのか、 農業集落排水事業のパンフレットをみてみました。これによると、

・地温を高め、植物の生育や微生物の活動が促進される。
・窒素・リン酸などの養分が徐々に放出され、持続的に吸収がなされる。(緩効性)
・水に対する親和力・陽イオン交換容量が増え、土壌の保水性、保肥力が高まる。
・土壌中の活性アルミナの活動を抑制し、リン酸の固定作用を緩和する。
・土壌の酸性化、養分の流出等に対する緩衝作用が働く。

こういったさまざまな土壌改良効果が期待できるとのこと。 モモにはちょっと難しいけど土づくりを実際にやってらっしゃる 農家の方々のほうがよくわかってくださると思います。

 

汚泥の利用にはいくつかの形態があるようです。 これも実際に利用する農家や住民の方々と意見交換をおこなってまとめなければ!

 
1.濃縮汚泥  

含水率は、95〜98%程度。汚泥濃縮槽や汚泥濃縮貯留槽で汚泥の水分を減らしたもの。

 
2.脱水汚泥    

含水率は、80〜85%程度。汚泥を脱水し、凝集材を添加して半固形状(ケーキ状)にしたもの。

 
3.乾燥汚泥    

含水率は、35〜40%程度。脱水汚泥を、天日乾燥や機械乾燥させたもの。

 
4.コンポスト    

含水率は、35〜40%程度。脱水汚泥を微生物の働きで発酵させたもの。生ゴミや家畜ふん尿などの副資材を添加して発酵させるものと、添加しないで発酵させるものがあります。(写真はペレット状に加工したもの)

 
5.炭化汚泥    

含水率は、ほぼ0%。脱水汚泥あるいは乾燥汚泥を無酸素状態で加熱したもの。

 
   

汚泥を加工する設備や利用するときの利便性などもそれぞれ違うからもっと詳細に検討する必要があります。

 

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日本農業集落排水協会
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